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Interview 先輩インタビュー

INTERVIEW02
ディレクター
/2007年入社
坂本 直樹
Naoki Sakamoto
自分の判断で演出できるのが、
この役職の大きな魅力

スポーツよりも前に、私の場合は「テレビが好き」がありました。
映像で何かを伝える仕事がしてみたい。そんな思いがあり、実際に仕事を始めるとスポーツが多くなり、スポーツ映像制作のおもしろさにはまった。そんな感じです。
この仕事の魅力は、制作現場の責任者として、自分のアイデアと判断で演出できることですね。スポーツ中継であれば、視聴者にどう見せたらおもしろいと感じてもらえるか、感情移入してもらえるか。
それをずっと考え、台本をつくり、プロデューサーとも相談しながら、演出の方向性を決めていきます。
形にするにはADや技術スタッフをはじめ、さまざまな役割の人の協力が欠かせませんが、自分のなかにブレない芯があってはじめて、現場を仕切れると思います。

オリンピックでの国際映像制作

Jリーグ中継の仕事が多いのですが、中継当日までにどれだけ準備しておくかによって、映像のクオリティは左右されます。解説者がいれば、事前に観戦のポイント、注目選手を聞き、演出のプランを練っておく。すると、当日の指示に迷いがなくなります。試合中、中継車のなかで具体的な指示を出すのはディレクター。オーケストラの指揮者のように、カメラ映像の切り替え、スローVTRの選択を一瞬のうちに行なうため、プレッシャーは大きい。

でもその分、やり遂げた後の達成感は格別です。
アテネ、北京五輪では国際映像制作に携わりましたが、世界の放送関係者が集まるなかで、とても貴重な経験ができました。帰国後にオリンピックの総集編を見ると、私が制作していた映像が流れ、「世界中で見られたのか」と感無量。この仕事を選んでよかったと改めて思いました。

「テレビの映像表現に挑戦する」
という人を歓迎したい

スポーツ映像制作には中継と番組制作があり、ディレクターに求められる資質も変わってきます。当社では、ADの段階からいろんな現場を経験させ、ディレクターとなってからも、中継と番組制作の両方をやる体制となっています。経験を重ねながら、どちらかに軸足を置くようになるのですが、私はやはり、ライブ感と緊張感のある中継のほうが好きですね。

しばらくは、現場のディレクターとして後に続く人材を育て、時期を見てプロデューサーへ。そんなキャリアを考えています。これはまったくの私見ですが、テレビは現代人の生活に身近な存在になりすぎ、メディアとして持つ力、映像表現の可能性が軽視されているような気もします。スポーツはもちろんですが、「テレビというメディアでおもしろいことをしたい」。そんな意欲を持つ人に入社して欲しいと思います。

1日のスケジュール

サッカー中継(Jリーグ)がある日の場合

13:00
スタジアム入り

キックオフが19時の場合、6時間ほど前に現場に入る。
関係者に挨拶した後、控室で構成表を見ながらその日のポイントを確認。CG制作の打ち合わせもあるが、ここはADに任せることが多い。

16:30
カメラ打ち合わせ

Jリーグの中継には12台のカメラが使われることが多い。
それぞれの担当カメラマンと、フリーキックはどう撮るか、選手のリアクションをどう追うか、などの確認を行なう。

17:00
全体打ち合わせ

キックオフ2時間前に全体打ち合わせ。
ディレクターが中心となって進められ、解説者から試合の見どころ、注目選手などをあげてもらい、中継のポイントを絞り込む。

18:30
リハーサル

キックオフ30分前に、中継の冒頭部分のリハーサル。
うまくいかないことがあれば、修正して本番に臨む。

19:00
中継開始

試合中、ディレクターは中継車にいる。
それぞれのカメラの映像が映されるモニターを見ながら、どの映像を使うのか、次々に切り替えの指示を出していく。ゴールが決まった直後は、スローVTRの再生の指示があり、もっとも集中力が高まる瞬間。

22:00
スタッフの撤収を確認して終了

終了後に反省会。スタッフの撤収を確認した後、スタジアムを出る。

※中継ではない番組の進め方は、その内容によりけり。作業が深夜におよぶことが多いのは編集作業だとか。

採用担当者より

石黒 佳夫管理部 部長

現場での統率力と、
スポーツを表現する演出力が必須

ディレクターに求められる基本的な資質は統率力。
中継の現場にも、スタジオにも、アシスタント・ディレクター、技術スタッフをはじめ多くの人が関わっています。イメージ通りの映像作品に仕上げるには、自分の演出方針を伝え、大勢のスタッフの意識をまとめなくてはいけないからです。
また中継現場では、どんな事態にも慌てない臨機応変な対応力。スタジオの番組制作では、視聴者層を意識しながら、決められた時間内でまとめる構成力が求められます。演出の幅を広げるために、スポーツ以外のテレビ番組、映画などへの興味関心。CGを含めた最新の映像技術に関する知識を、貪欲に学ぼうとする意識も必要です。
新卒、未経験で入社した場合、まずADとして現場で経験を積み、学びながら、ディレクターへの道を目指すことになります。

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